盛岡JBC観戦記~4度のG1ファンファーレが鳴った日~

こんにちは!みれちかといいます!

以前も何度か岩手競馬について書かせていただいているので、そちらもご覧になっていただけると嬉しいです!

さて、今年もJBCの季節がやってまいりました。

一日でG1が3レースも楽しめるのは、日本ではこの日しかありませんからね!

今年もどんなレースを見ることができるのかとても楽しみです。

そんな私が振り返るのは、2014年に盛岡で行われた第14回JBCデーについてです。

盛岡でJBCが行われるのは2002年の第2回以来、12年ぶりでした。

2015年のチャンピオンズカップで12番人気のサンビスタが突っ込んできたとき、馬券で苦い経験をした方も多いのではないでしょうか?笑

そんなサンビスタのG1初勝利はどこであげたのでしょうか?

また、数年前までスプリント界を沸かせていた絶対王者ロードカナロア。その絶対王者を前に善戦を続け、あと一歩G1に手が届かなかったドリームバレンチノ。

その馬の待望のG1初勝利はどこであげたのでしょうか?

……そんなことを考えていきながら、振り返っていきましょう!


また、この日の盛岡競馬では岩手の3歳クラシック第2戦の「不来方賞」も行われており、この日の盛岡競馬は4つの重賞が開催された事になります。

同じ日に4つの重賞が行われるというのはおそらく岩手競馬史上初めてのはずです。

というのも、以前盛岡競馬場で行われた2002年のJBCデーの時にはまだJBCレディースクラシックが存在しなかったからです。

これに限らず、一日に同じ競馬場で4つの重賞が行われるというのは日本全国でも非常に珍しいことなのではないでしょうか。

さて話が逸れましたが、第8レース「JBCレディースクラシック」はダート1800メートル、馬場は重で行われました。

ここで一つ豆知識を。

岩手競馬には岩手競馬のG1専用のファンファーレがあります。

そのファンファーレを聞くことができるのは基本的に、年に一回だけ。

そう。10月に行われるマイルチャンピオンシップ南部杯の時だけです。

2011年、震災の影響でマイルチャンピオンシップ南部杯が東京競馬場で行われた際には、東京競馬場に岩手競馬のファンファーレが高らかに鳴り響きました。

そのことを非常に感動したのを今でも覚えています。

そんな岩手競馬のG1ファンファーレをこのJBCの日に3回も聞くことができるのだとワクワクしていました。

しかし、この日盛岡競馬場にはなぜかG1ファンファーレが4回鳴り響いたのです

というのも、レディスクラシックのファンファーレが終わり各馬ゲートインをしている際、先にゲートインが完了していたコーリンベリーがゲート内で尻もちをついてしまったのです。これにより、各馬が一度ゲートから出され、スターターもおりて、コーリンベリーは馬体検査を行われることに。

幸いにもコーリンベリーの馬体には異常がなく、仕切り直しでもう一度ファンファーレが……ということです。

今や松山騎手を背にG1馬になったコーリンベリーも、盛岡の地でこんな珍事を巻き起こしていたのですね笑

 

レースは、そんなコーリンベリーが抜群のスタートを決め、ハナにたち、周りでは笑いが起こっていました。

道中はJRA勢が前々で競馬を進め、そのまま第4コーナーへ。

単勝1.4倍の断然人気を背負ったワイルドフラッパーが早めの先頭をうかがいますが、外からサンビスタが襲いかかります。

残り100メートルで先頭にたったサンビスタがそのまま押し切り、嬉しいG1初勝利。

2着はゴール前追いこんだトロワボヌールが確保して、断然人気のワイルドフラッパーは3着に敗れました。

 

このレースを境にサンビスタは牝馬ダート路線を牽引していく馬となっていきました。


第9レースは「JBCスプリント」で、ダート1200メートル重馬場で行われました。

注目はこの年の高松宮記念を制したコパノリチャードのJBCスプリントの参戦。

初ダートがこのJBCスプリントで非常に注目を集めていました。

レースは揃ったスタートで、そのコパノリチャードがハナをきります。

その後、タイセイレジェンド、サトノタイガー、ドリームバレンチノなどの各馬が続きます。

最終コーナー手前でコパノリチャードが早々と脱落。

タイセイレジェンドが先頭にたちますが、外からサトノタイガー、ドリームバレンチノが強襲します。

最後はドリームバレンチノがクビ差制して、こちらも嬉しいG1初勝利。

岩田騎手は、サンビスタ・ドリームバレンチノでG1を2連勝と、波にのっていました。

2着には南関東のサトノタイガー、3着にタイセイレジェンドが入り、単勝1.9倍だったノーザンリバーは5着に敗れ、三連単の払い戻しが10万円を超える、波乱の決着となりました。


そして、メインレースは第10レース「JBCクラシック」。

ダート2000メートル、馬場は重で行われました。

メンバーを見ても非常に豪華で、この時は「一度にこの素晴らしい馬たちを見ることができるのか」と興奮していたことを覚えています。

この年のフェブラリーステークスを最低16番人気で制し、そのまま続くかしわ記念も制してG1連勝を決めていたコパノリッキー。

この時にはすでにG1を5勝、ダート界のトップに君臨していたホッコータルマエ。

このJBCの1ヶ月前にマイルチャンピオンシップ南部杯を制して優先出走権を手に入れ、堂々出走のベストウォーリア。

前走の日本テレビ盃で2着馬に7馬身差をつけて圧勝、古馬G1初制覇を狙うクリソライト。

さらに前走の帝王賞を制したワンダーアキュートや、前走のシャパンダートダービーを制したカゼノコなど、興奮も頷ける豪華メンバーが集まりました。

レースはまずピンク帽子のコパノリッキーが外からハナにたちます。

 

その後、ベストウォーリア、ホッコータルマエ、クリソライトなど有力各馬が続々と後に続きます。

1週目のゴール板前はすごい歓声でした。

道中はあまり動きはなく、隊列はそのままで第4コーナーへ。

逃げるコパノリッキーにベストウォーリア、ホッコータルマエが手応えよく並んでいきます。

そのまま3頭のデットヒートかと思えば、コパノリッキーが並ばれてからは抜かせず、それどころか差がドンドン広がっていく強い内容。

3馬身差をつけて、3つ目のG1タイトルを手に入れました。

実況の方が「春の主役は、秋も主役!!」と叫んだ通りに、ここからコパノリッキー時代が始まっていきました。

2着は外から伸びた1番人気のクリソライト、3着には内をすくったワンダーアキュートが入りました。

実はこのコパノリッキーは今まで盛岡のG1に3度挑戦していずれも制している、大の盛岡巧者なのです。

年内引退を表明しているコパノリッキーですが、また盛岡に来てくれないかなと密かに楽しみにしています笑

今年のJBCは、なんとコパノリッキーがJBCスプリントの方に出走を予定しています。

スプリント戦は初めてとなりますが、引退間近で新たな一面が見られるのではないかと期待しています。

さて、いかがでしたでしょうか。

皆さんと一緒に2014年の盛岡競馬場でのJBC開催を振り返っていきましたが、懐かしい馬の名前もチラホラ出てきたのではないでしょうか?笑

この記事を書いている最中、また盛岡あるいは水沢競馬場でJBCをやって欲しいなという気持ちがドンドンと強くなってきました笑

今年のJBCは11月3日金曜日に、大井競馬場で開催されます。

皆さん、是非一緒に楽しみましょう!!

文・みれちか

写真・マシュマロ